ゴアレーベン

北ドイツ反原発アーカイブー小さな村の人々が立ち上がった反原発運動

ここで以前紹介した「ゴアレーベン・ポスター展」に行って来ました。主婦会館のロビーに10数点展示されている地味なものでしたが、以下に紹介する説明文を読み人々の熱い思いを知ることができて良かったです。上の写真の左側のお馴染みのマークは「ATOMKRAFT? NEIN DANKE」原子力?(*∂ー∂*)イラナイワ です。

3月26日まで四谷の駅前 主婦会館1階ロビーで 夕方7時まで開催です。(前回掲載2月4日参照↓)

反原発の象徴的な村が北ドイツにあります。ヴェントランド(Wendland)と呼ばれるゴアレーベン(Gorleben)という小さな村です。何故この村が反原発で有名かといえば1970年代に核のゴミがこの村に運ばれることになったことをきっかけに反原発運動が始まり40年近くなった今も続いているからです。そこは核のゴミがを持ち込まれてしまうほど、何もない”忘れられた村”でした。東ドイツ(当時)との境界に近かったことも理のひとつと言われています。ゴアレーベンの農民たちは脱原発を訴えてトラクターでハノーヴァまでデモ行進しました。30年目の2009年にもトラクターでベルリンまで行進しています。

核のゴミ置き場にされることに反対するだけではなし、この間この村では脱原発に賛成した住民が90%に達し、村独自の天然ガスを使った発電を進め、電気エネルギーは完全に独立しています。

このような活動をきっかけに、大勢のアーティストたちが村に移り住むようになりました。残念ながら今も毎年核が持ち込まれているこのあたりではよく見かけるイラストに”大きなコウノトリに飲み込まれようとしているカエルが逆にコウノトリの首を絞めている”イラストがあります。そこには「諦めないぞ」と書いてあります。小さなものが大きな物に立ち向かう・・・・そんな活動を悲観的にならず、諦めず活動を展開しているのです。

今も続くこの運動の記録を管理するために地元のNGO「ゴアレーベン・アーカイブ」をた立ち上げ30年を超える反原発運動の記録を保存管理しています。3・11の震災による福島第1原子力発電所事故はドイツの人々にも大きな衝撃を与えました。アーカイブの関係者は原発事故を体験した日本の人々にもこの運動の話を人げて欲しいと考えています。~3・11から5年~2016年3月

                             (主婦連合会/主婦会館 説明文より抜粋)

きむらゆいさんのツイッターにもアップ(3月27日)されました。こちらの写真の方がはるかに鮮明です