沖縄高江に行って来ました

  ご存じのように、沖縄県高江は今まさに無法状態です。まるで戒厳令です(添付写真、高江201609

 

工事が再開された722日、警察が県道70号を封鎖したり、途中検問を設置したりと何でもありに見えます。数と力による市民らの抗議行動への封殺、メディアに対する規制など行われたこの日に対して、ある弁護士は「まるで戒厳令だ」と指摘しています。

 

数と力に物を言わせ、目的のためには手段を選ばない手法は、単に沖縄だけでなく本土を含め、今後の市民運動に対して大きな危機感を持たなくてはならないと思うのです。

 

 政府は普天間基地→辺野古移転と言っていますがこれは真っ赤な嘘で、→普天間基地は古くなって使い物にならないので辺野古に普天間にない200年は持つという巨大な軍港(添付写真)を1兆円=国 民の税金で新基地を作るというものです(添付写真、揚陸艇201609

 

 また、高江ではヘリパッドを今年722日から着工、これが出来ると北部訓練所の一部返還すると言っています。

 

→しかし、返還はもともと使用していないところを返す(と言っても銃剣とブルトーザーで奪った土地を返還するに過ぎない、いわばドロボーが「昔盗んだものを返すから、新しい強化された基地を作って欲しい」と言っているに等しい。

 「琉球処分」(添付写真)と全く同じように、日本全国から機動隊員500名以上と警察車両+縄防衛局+沖縄の警察+軍警とのべ1000名を大動員し、工事に反対する市民を排除する、市民が警察に痛めつけられ、憲法が保障する“人権”、“表現の自由” はないがしろです。

 

公務員である彼らは何をしているのでしょうか?、突き飛ばし骨折などの怪我を負わせ、ローブで縛り身体に大きくあざ、傷をつけ、不法逮捕をしています。やり放題は決して許される事ではないと思います。

 

また、生活道路の70号線を半日封鎖したり、自衛隊のヘリコプターで民間会社の機材を運んだりも普通に行っています。彼らは新宿で同じ事をするのでしょうか?

 

  では沖縄では何故こんなことが普通に許されるのでしょうか?

 

・一つは中央政府が民意(=民主主義)を軽んじているからでしょう。

 

・二つ目は私を含め、本土の人達はあまりにも沖縄を知らなすぎ、知ろうとしない。また、無関心であり自分の事として考えないと 思うのです。

 

・最後は(実はこれが一番重要と思いますが)テレビ、新聞など本土のメデアでは起きてる事実を無視して報道をしない。例えば、高江で大きな弾圧があった次の日(723日)の朝日新聞は「ポケモンGO日本上陸」(添付写真)が一面トップニュースでした。

 

そして、このようなことの積み重ねが向こう側の人達に「沖縄では何をしてもかまわない。」と勘違いさせている気がします。

 

  私は「高江、辺野古を中心に日本の民主主義が崩壊しかけている」と強く思うのです。

 

そして、琉球処分(添付写真)から続く植民地(=戦利品)の気分が一部の人達にあるようにさえ感じます。それが日本の0.6%の面積74%もの基地を押しつけていること。「基地負担軽減」の言葉のごまかしで、実は使えない土地や古くなって使えない施設を返還し、最新の200年も使える基地建設を推進しいてることからも伺い知ることができると思います。

 

 世界的にも希少な生態系に恵まれた沖縄の美しい海や森が基地建設(=人を殺す訓練の場所)のために失われることは本土の人たちを含めもっと考える事と思います。私たちの子供や孫その先の人たちに、今生きている私たちがそれらを残す責任があると思うのです。

 

前回の衆議院選挙で島尻安伊子沖縄・北方大臣が参議院選挙で106000票の大差で敗北しました。これはハッキリと沖縄の民意が基地NOを示したことになると思います。ちなみに現在沖縄選挙区の国会議員6名全員が基地建設反対で、政権与党の自民党、公明党の国会議員はゼロです。

 

  *一度沖縄に行き実際の場所で自分の目で見ることを進めます。たとえ数日でも良いので是非行きましょう。

 

行き方、宿泊などは私に連絡をお願いします。たぶんお役にたてると思います。

 

★ホームページ編集より・・・行き方など知りたい方はこのホームページの問い合わせ先にご連絡下さい。 

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コメント: 1
  • #1

    えまのん (木曜日, 01 12月 2016 17:05)

    >数と力に物を言わせ、目的のためには手段を選ばない手法は、単に沖縄だけでなく本土を含め、今後の市民運動に対して大きな危機感を持たなくてはならないと思うのです。

    反対派(の一部)の行動そのものですね。
    地元フルーツ農家の生活を脅かす、妨害するような反対行動は、せめて止めましょうよ。
    警備の警察の人たちへの暴言、警察の人たちの家族への脅迫ともとれる暴言も。