たんぽぽ舎高江駐在員報告 20180312

   天気良く風もなくカヌー日和だ。

      2工事現場では、朝から被服ブロックの設置が行われていた。(被服ブロック:これは護岸に砕石を敷き詰めユンボで固めた後、波に流されないように両側にコンクリートブロックでカバーするもの

<事故> 

    本日午前10ごろ、私は海上保安庁のGBと正面衝突し、かなりのダメージを受けた。
・その時の状況は以下
 
今日2度目のフロートを越え、全員で80100m位離れた工事現場に向かった。私も全力でカヌーを漕いだ。気がつくと真っ正面から来るGBがいた。時遅く、GBと正面衝突をしてしまった。普通こういうケースでは動力船の方が回避する義務がある。またカヌーとGBとの力の差は、例えば自転車と大型ダンプカーぐらいはある。その時、私の体は頭と腰から大きく前に傾いた。(カヌーにはシートベルトもないのです。)    そして私は目の前が真っ暗になり何も見えなくなった。当然カヌーを漕ぐことができなかったと思う。遠くから見ていた仲間は「千葉さんがカヌーの上でぼんやりしていた」と後から言っていた。そして後から来たGBに拘束された。このGBの艇長は盛んに「救急車を呼びますか」と言っていた。多分この正面衝突を目撃したのだろう。
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、松田ぬ浜に戻ってから体調悪く(頭がぼんやりし吐き気がする)カヌーメンバー2人に付き添われ名護にある北部病院の救急患者用窓口に行った。すぐ診察を受け、CTにより首から上を撮影した。その後の診断で「頸椎捻挫、脳震盪」「7日間の療養を要する」となり、まず24時間は安静にしているように医者から指示を受けた。
   
カヌーメンバーに送ってもらい部屋に戻ったのは午後2時40、軽い食事の後、薬を飲み今はゆっくりと休んでいる。 

    今現在(1830)まだ頭がぼんやりしているので正確な表現で無いかもしれないがほぼ上記の通りである。 

    ここで1つ指摘しておきたいのは、正面衝突後、そのGBは私を救助することなくその現場から去っていった。どちらに非があろうと、脳震盪を起こして朦朧としている人間をそのまま残しておくのはどのような理由でどのような教育を受けているのだろうか?もし私が海に落ちたとしたらどうしたのだろうか?私はぶつかる直前GBのクルーの数人の驚く顔を見ている。かなりの衝撃でぶつかった事は彼らは認識しているはずだ。 

幸いにも去っていく彼らのGBの写真を朦朧としながらも私は撮っている。 

被覆ブロックをクレーンで吊り上げる直前 

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