天候:曇り、朝は風弱かったが寒い。
昨日の昼の段階で大浦湾にある赤土の量はランプウェイ台船に2/3ほどであった。普通の作業ではこれぐらいの量は半日でさばける→海に投下できる💢。大浦湾に赤土を積んだガット台船はいない。その在庫は既に尽きている。
以上のような理由で、今日の朝何台かのガット台船は赤土を運んで来なければならない。
私たちは「早朝行動」で抗議&阻止行動を行った。
・4時30分:起床、眠い体に無理無理朝食を詰め込み、新聞を読みその後ウェットスーツに着替える。うわ〜冷たい。毎度のことだが前日の海上行動で濡れたスーツは乾ききっていない。
・5時55分:まだ薄暗い、車のライトをつけ出発、士気はまだ上がっていない。
・6時20分:第二テント着
・7時45分:大浦湾の開口部(輸送船が出入りする外海に面した場所)のオイルフェンスに到着した。また船は沖のほうにかすかに見えるだけである。ここに待機ガット台船の到着を待つ。オイルフェンスを開口させないための策を練る。
・8時15分:海上保安庁のGBから隊員が海に飛び込み始まる。私たちを剥がし始まるがそう簡単ではない。必死の抵抗をする。私の近くでも刃物を取り出し、ロープなどを切断する保安官がいる。海の上、しかも揺れるカヌーの上でこのような行為は“保安"の名前に値しない💢。結局全員が剥がされ拘束されたのは9時40分ごろ、実に1時間40分以上も粘った。
その後、タグボート/和船(フロートなどを設置している工事屋さんはいわゆる昔からの日本の船を使っている)でオイルフェンスを開ける作業があった。通常朝8時にガット台船は大浦湾に入るが今日は10時に先頭の船が入っていった。つまり約2時間阻止行動の効果があったと考えられる。
(10数分の間に合計5隻のガット台船が大浦湾に入った)
<海上保安官>
全員が拘束された頃から西の空模様が急に悪くなってきた。山原(やんばる)の山々には明らかに雨が降り始まってる。ひょっとすると雷があるかもしれない。しかし、このような状態でも拘束した私たちを解放しようとはしない。このような場合、山や海ではあと数10分で雨雲が来ることは常識である。案の定、急に大粒の冷たい雨が降り始まり風が吹き始まった。当然海が荒れ始まる。それでも私たちを解放しようとはしない。このような現場で適切な判断ができない海上保安官は市民の命を危険にさらし、また隊員の命も危険にさらす。私は保安官の一番大事な素質は出世することではなく、状況判断が(自分で)瞬時にできることだと思うがどうだろうか?
雨が降りはじめ10分ほどしてやっとGBに乗せて始めた。なんと悠長な状況判断ができない現場責任者なのか、本当に腹立がたつ、沖縄は第11管区なので、管区にお伺いを立てていたのかもしれない。
夏場の雷が発生する時期が怖い。
必死の抵抗は続く、1時間40分以上粘った。
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