たんぽぽ舎高江特派員報告 20191102

天候:晴れ、風があり大浦湾では
最大で、13m/sくらいであった。
<抗議活動>
 朝、松田ぬ浜から沖を見るとガット台船(赤土輸送船)4隻大浦湾に向かっている。
 他の人は抗議船に乗り現場に急行した。長なが(長島の間の海峡)
通り現場に着くと既に開口部のオイルフェンスは開かれていた。この場所で風は78m、波高はウネリを伴い2mを越えている。これくらいの条件だとカヌーでの抗議&阻止行動はギリギリの選択となる。しかし、私たち10名は船からカヌーに乗り移り開口部に向かう。目の前をガット台船がかなりのスピードで通過していく。悔しいが私たちの抗議活動はここまでである。これ以上蛮勇を振ってガット台船に近づく事は非常に危険である、、、。
<拘束>
 私たちは海上保安庁GB 3隻に拘束され松田ぬ浜に戻される。
しかし、ここで大きな事件が起きる(私はそのように思う)GB3隻のうち、2隻は波/風が強いのでオイルフェンスの内側から浜に戻る。私他3名が乗っていたGBは沖に向かって進んで外洋を通り松田の浜に向かった。外洋に出るとさらに波風は強まり波高45m(想像してください、この高さはあなた家の二階の屋根くらいはある)風は10m/sをはるかにオーバーしている。GBは大きく上下左右に揺れる。GBで引いているカヌーはひっくりかえる。ものすごい危険な状態である。普段「危ないですからフロートに乗らないでください」などとハンドマイクで上から目線で話している海保は多いが、それの1000倍は危険である。"私は本心GBが転覆して海に投げ出され死ぬかもしれないと思った" 私は今まで(世界の)多くの海で船に乗っているが、これほどの危険な事は1度もない。これは単なる「判断ミス」と言うよりも基本的な考え方が欠如している。すなわち拘束した一般の市民を"安全に"送り返すという意思が感じられない😡💢😡 
<カヌー練習会>
   
松田ぬ浜に戻ってから、本日海に出たメンバー6名でカヌーの練習を1時間30分ほどした。うち3名は練習会が初めてだと思う。しかし、何年もカヌーを漕いでいるので完全ではないがある程度の事はこなすことができた。これを個人でブラシアップして先行している人たちに追いついてほしい。
浜からのエントリー/エキジット
パワースタート(ローギヤスタート)/向かい風の漕ぎかた。
リーン:カヌーで曲がる方法(自転車で曲がる時、誰でも傾けて曲がります。カヌーも同じです)
レーシング漕ぎ:全身を使い漕ぐ(太い筋肉)方法

*カヌーの他のメンバーも積極的に練習会に参加してほしい。参加すれば目から鱗ですよ🤗 

 

GBで引いているカヌーが転覆、画像では風波の強さが見えませんが、Facebookが見れる人は動画をアップしてます。