着情報 2021.5.18

ミャンマー情勢

ミャンマーの軍部クーデターに対抗するデモで、一番先に命を落とした人は20歳の女性、 ミャ・トゥエ・トゥエ・カイン(Mya Thwe Thwe Khaing)だ。 彼女は20歳の誕生日を2日前にした2月9日、 ミャンマーの首都ネピドーで開かれたクーデター抗議デモの時に頭に銃弾を受けた。 すぐ病院に運ばれたが、生命維持装置で延命し、結局10日後に息をひきとった。 2月21日に行われたミャ・トゥエ・トゥエ・カインの葬儀には数万人の群衆が集まった。

ミャ・トゥエ・トゥエ・カインは警察がデモ参加者に放水銃を撃つのを見て大規模デモに参加したという。 ミャ・トゥエ・トゥエ・カインは当時、バイクのヘルメットをかぶっていたが、 弾丸はヘルメットと頭蓋骨を貫いた。 彼女の姉妹もデモに参加した。 ミャ・トゥエ・トゥエ・カインの姉は 「妹が体験した苦痛の補償を受けるためにも、 すべての国民が軍部独裁の根を抜くまで戦い続けてくれ」と訴えた。

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米政府、ミャンマー軍幹部2人に制裁 「追加制裁辞さず」 ロイター編集   <- クリック

[ワシントン 22日 ロイター] - 米政府は22日、ミャンマーで今月1日に起きた軍事クーデターを巡り、軍幹部2人に制裁を科すと発表した。 また、追加措置も辞さないとけん制した。

米財務省の外国資産管理局(OFAC)によると、制裁の対象は空軍の最高司令官と、軍の特別作戦部門の1つを指揮する中将の2人。

既に米国の制裁対象となっている複数の軍関係者と同様に、国軍が設置した「国家統治評議会」のメンバー。

制裁対象になると米国資産が凍結され、米国人との取引が禁止される。

財務省は声明で「軍は行動を転換し、民主的に選ばれた政府を直ちに復活させねばならない。

そうでなければ、米財務省は追加措置をためらわない」と警告した